1人でできる!瞬発力を鍛えてドンドン話せるようになる英語スピーキング練習法
外国人と英語を話すとき、
「なんて返そうか悩んで変な間ができる」
「言いたいことが言えず会話が終わってしまう」
なんて悔しい経験することってよくありますよね。
聞くのは問題ないけど、スピーキングとなると生の会話スピードに一苦労。
後になってから「あー言えば良かったのにな・・」なんて後悔したり。
この状況を打開するには、「英語脳への切り替え」と「瞬時に英語で反応する瞬発力」を鍛えるトレーニングが有効です。
とは言っても、相手を求めて英会話を始めるにはお金もかかります。
そこで今回は、自宅で1人でもできる、スピーキングの瞬発力を磨く練習法をご紹介します!
そもそもスピーキングに苦労する理由は?
英語スピーキングに苦労する大きな理由として、母国語と第二言語の回路の違いがあります。
私たちの脳には既に「日本語に最適化された回路」が出来上がってしまっているので、英語を話す際にも、どうしても日本語の規則や音韻に引きずられてしまうのです。
例えば、日本語特有の言い回しを直訳しようとしすぎて「えっと、、」と固まってしまうパターンです。
この日本語回路は大人になるほど顕著なので、「幼児期のほうが英語を学ぶのに最適」とよく言われるのはここからも来ているんですね。
だから大人の私たちが英語スピーキングを効率的に習得するには、日本語脳の存在を認めつつ、英語脳へ発想を変えていく意識で瞬発力を鍛える必要があるということ。
1人でできる英語スピーキング練習法
ではここから、1人でできる英語スピーキング練習法をご紹介します。
先ほど触れた2つの点を目的にしたものです。
- 英語の思考回路(英語脳)を作る
- 英語の瞬発力(クイックレスポンス)を鍛える
普段思ったことを英語に言い換えるトレーニング
人間は1日約6万回思考をしていると言われてます。朝起きて「支度しなきゃ」とか「今日は◯分の電車に乗れるな」というのもそう。
何か思ったり、独り言を発したりするついでにすぐさま英語にする練習法です。
習慣になるまで意識する必要がありますが、自分の語彙力の範囲で柔軟に言い換え、英語脳を構築できるようになるので
「言いたいことが英語で出てこない」という方にとても効果的です。
練習の進め方・コツ
例えば、これらの日本語をすぐさま英語にしてみてください。
- 「傘をさす」
- 「無愛想だ」
いかがでしたか?
「さす」に当てはまる単語を探したり、自分の記憶の引き出しから「無愛想」にぴったり合う単語を探そうとして時間がかかったのでは無いでしょうか。
それは直訳にこだわりすぎて日本語脳に凝り固まっている証拠です。
1度頭を柔らかくすると「Open an unbrella」「Use an unbrella」のように誰でも知っているシンプルな表現でも同じ意味だと分かるはずです。
「無愛想」も無理やり直訳しようとして困らなくても、
「無愛想」→「愛想がない」→「Unfriendly」と言い換えられます。
ネイティブの人は、私たちが思うよりもいたってシンプルな英語を使います。一見難しいフレーズを使いこなせるのがスピーキングの向上とは限りません。
普段から自分の思考や独り言を英語で呟いてみると、日本語の直訳に引きずられて意外と英語で出てこないのがよく分かると思います。
「自分の知っている英語でシンプルな表現を使う」ことを意識すると、柔軟に言い換えできる英語の思考回路が徐々に出来上がってきますよ。
質問に答える瞬発力トレーニング
次にご紹介するのは、自分に対して英語で質問をして即答できるようにするトレーニング。
2秒以内に答え始めるクイックレスポンスを意識することで、英語の瞬発力を鍛えます。
以下のような英語の質問まとめサイトを使えば、ネタに困ることもなく、無料で1人でできます。
Conversation Questions for the ESL/EFL Classroom (I-TESL-J)
この練習法がオススメなのは、スピーキングに詰まった質問を後から振り返ることで、その原因を分析、改善できるからです。
練習の進め方・コツ
例えば、以下の質問に答えてみてください。
What hospitalities in japan are you proud of?
なかなか普段から「日本のおもてなしで特に誇りに思う部分」なんて考えないのですぐには答えられないのではないでしょうか。突然こんな質問を受けると、日本語でも考える時間が要りますよね。このように「英語で答えられなかった」原因を明らかにしていきます。
- そもそも日本語で考える必要があったのか
- 日本語を英語で伝えるのが難しかったのか
よってこの練習では以下のサイクルが大切になります。
- どんどん質問に答える
- 答えられなかった、もしくは答えに詰まった質問を振り返る
- どう答えればよかったのか調べて表現を覚える
そもそも日本語で考える必要があった場合は、まず普段から自分の考えや背景知識を身につけておく必要がありますね。この機会に日本語でも英語でも答えをまとめます。
英語で伝えるのが難しかった場合は、どのようなフレーズ・表現があるのかを調べて覚えます。
このように、答えに詰まった部分を集中的につぶし、質問に対応出来る幅を広げていくことで効率的にスピーキング力アップに繋がります。
最後に、新しくできた答えを口に馴染むまで音読し定着させるとより効果的です。
さいごに
いかがでしたか?
ここでご紹介した2つの練習法は、家でも1人でも、無料で実践できます。
スピーキングが苦手というとかなりざっくりしていますが、人やスピーキングの状況によってその原因は様々です。それに応じた対策を打つことで、効果的に瞬発力を鍛えてスピーキング力をアップさせることができます。
どちらも普段の生活やちょっとしたすきま時間でも手軽に始められる練習法なので、スピーキングを向上させたい方はぜひ試してみてください。
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