【2019年度版】フォトジェニック過ぎるドゥオンラム村の魅力とバスでの行き方を解説します
ベトナム・ハノイ観光の目玉といえば旧市街の散策や、ハロン湾やサパのトレッキングツアーなどが思い浮かびますよね。
しかし、実はハノイにはまだ観光地化されておらず、サクッと日帰りで行けちゃう穴場スポットが存在します。
その名も「ドゥオンラム村」
経済発展が進んだ都市部とはまた違う昔ながらのベトナムが感じられるフォトジェニックでちょっぴりノスタルジックな場所なんです。
今回はそんなドゥオンラム村の魅力に迫り、ハノイ中心部からの行き方も合わせてご紹介します!
ドゥオンラム村について
ドゥオンラムはハノイから北西に50km進んだところに位置するソンタイ市の村です。
田園風景が続く道に現れ、迷路のような細い路地をレンガ造りの塀が囲み、昔ながらの古民家が立ち並ぶ集落群です。
近年は古き良きベトナムの農村を象徴する貴重な文化財として修復保存が進んでおり徐々に認知も高まっています。
ドゥオンラム村を散策してみた
村に着くと早速、行くあてもなく歩いてみることにしました。
15世紀から歴史を重ねてきたその空間に足を踏み入れると、ここだけ時が止まっている、もしくはタイムスリップしてきたような錯覚に陥ります。
古いレンガに囲まれた細い路地
やはりこの村のポイントとしては塀に囲まれた路地や家々の独特な雰囲気を感じることです。
レンガなのにアジアっぽい。
この村にしかない景色はなんともフォトジェニック。
地元の人にとってはただの道でも写真を撮らずにはいられなくなります。
入り組んだ路地にはまたそれぞれ違う顔があるので自分の思うままに道に入っていくのも楽しいですよ。
村の広場に佇む:モンフー亭
道を南下していくと広場に出ます。
左手にあるモンフー亭は村の守護神を祀っているといわれており、村人の集会などが催される場所でもあるのだそう。
子供たちは中で追いかけっこをしたり、国内のベトナム人観光客はここで記念写真を撮ったりしていました。
商店も集まる村のハイライト:ミア寺
広場からの道を北に抜けると小さな商店が軒を連ねる少し大きめの通りに突き当たります。
そこにあるのが龍の仏塔が印象的なミア寺。
「崇厳寺」という漢字表記も目にし、中国文化の流入で漢字も一般的だった頃の名残を感じます。
歴史を感じる門構え:ミア神社
ミア寺の近くにはもう1つ、ミア神社が存在します。
このミアですが後ほどご紹介する、名産のサトウキビを意味するミアではなく、昔のお妃の名前が由来なのだそうです。
荘厳な門をくぐると木々も地面も綺麗に整備され広々とした敷地に繋がります。
ランチにおすすめ!古民家レストラン(Nha Co)
お腹が空いたのでお昼ご飯にすることに。ここドゥオンラム村に来たからには試したいのが、民家で頂く家庭料理!
古民家レストランを意味する「Nha Co」という文字や料理名の表記があれば入ってみましょう。
僕は店先でこのおばちゃんに手招きされるがままに席に着きました。
服はかなりパンチ効いてますが
ニコニコして話し口調も柔らかな優しいおばあちゃんでした。
しかし何を作り始めたのかすら分からず、そわそわすること数十分。
何ともボリューミーで美味しそうな定食!
空芯菜、川魚のフライ、卵焼き、鶏肉の酒蒸し、揚げ豆腐。
いわばローカルな家庭料理はどれを取っても美味しく、ご飯もおかわり自由だったのでついつい食べすぎてしまいました。
ミア(サトウキビジュース)でひと休み
この村では至るところで「Mia」と書かれた看板を目にします。
これはサトウキビという意味で、専用の機械で茎を絞り、ジュースとして提供されます。
自然な甘さとフレッシュな飲みごたえは歩き疲れたときの休憩にぴったり!
日本円にして100円ほどの安さなので
是非立ち寄ってみてください。
ドゥオンラム村への行き方
最後にドゥオンラム村までの行き方をご紹介します。
ホテルや配車アプリで車をチャーターするのが手っ取り早いですが料金がかさみます。
そこで1番のおすすめは路線バス。
My Dinhバスターミナルで70A線に乗れば近くのバス停までたった9000ドン(50円以下)でたどり着きます。
まずはハノイ中心部からMy Dinhバスターミナルへ向かいます。ここでは東南アジア旅には欠かせないほど普及しているGrabのバイクタクシーを利用。
バイクなら60000ドン(約300円)で行けちゃいます。
Grabについて詳しく知りたい方はこちら
My Dinhに到着しました。
正面入り口と向かい合って左へ進みます。
一番端のプラットフォームでTrung Ha行き70A番のバスに乗り込みます。
もしくはその近くに止まっている、比較的新しめの緑色のバスも目的地であるソンタイ行きが多く出ています。
チケットは乗車後に乗務員のおばちゃんが料金回収しにくるシステムです。
ここから村近くのLoi re cau Vinh Thinhまで約1時間のバス旅。
このバスターミナルに到着後は村の入り口までまだ少し距離があるので再度Grabを手配します。
しかし、帰りは村の目の前の大通りで地元のおばちゃんが僕のためにMy Dinh行きの70A番バスを捕まえてくれました。
わざわざバスターミナルで乗降車しなくても村の目の前を通った時に好きなところで乗り降りできるようです。
確実にバスを停める自信がない方は必ず停車するLoi re cau Vinh Thinhバスターミナルを利用しましょう。
まとめ:路線バスを乗りこなしてフォトジェニックな歴史に触れよう!
いかがでしたか?
ドゥオンラム村はまだそこまで観光地として知られていないぶん、のんびりとベトナムの田舎でのローカルな生活を垣間見るにもぴったりです。
静かで時が止まったようなありのままの風景は変に観光地化が進んでいないからこその良さでもあります。
小路を歩くだけでもレンガ塀の独特な雰囲気にワクワクしてしまう魅力ある場所。
皆さまもハノイでの過ごし方に少し悩まれた際にはぜひ日帰りでドゥオンラム村のフォトジェニックな歴史に触れてみてはいかがでしょうか。