3ヶ月東南アジアとヨーロッパを旅して
旅の始まり
2019年4月某日。。。。。
3年働いた会社を辞め、バックパックを背負ってシンガポールはチャンギ国際空港へ降り立った。
今どき「脱サラバックパッカー」なんて珍しくもないが、一旦日本社会のレールを外れたわくわく感と不安が交錯していた。
学生の頃から旅行は好きで、新卒入社でサラリーマンとして働き始めてからも
「ああ〜、旅行してええ」
とよく思っていた。
10人旅人がいれば、10通りの旅の仕方や目的があると思う。
自分が今回、お金を貯めて、仕事を辞めてこの旅に出た理由としては、、、
- 友人との再会、新しい人との出会い
- 美味しいビールとご飯巡り
- 20代のうちにあの刺激をもう一度
この3点が大きな理由だった。
友人とは、学生時代に旅行先で会って仲良くなったり、日本でカウチサーフィンを通じて知り合った外国人のこと。
人とグルメとの出会いにフォーカスした旅。
このカウチサーフィンを使いながらの旅については、また別記事で触れようと思う。
旅の備忘録も兼ねつつ、いつかどこかで誰かの役に立つかもしれないようなことをゆるゆると書いていく。
時代とともに移り変わる旅のスタイル
自分が初めて1人旅をしたのは大学生のとき。
東南アジアを1ヶ月ぐるぐると回ったのでした。
その頃、あるいはそれ以前と比べると、バックパッカーの旅行スタイルも「デジタル化」や「時代の進化」という言葉で括れるような違いがでてきた。
(ただ単に自分が疎かっただけかもしれないが、、、、)
インターネット環境
今やほぼどこの国に行っても露店やコンビニで海外SIMが手に入るし、Wifiが通ってないホステルを探す方が難しい。ヨーロッパの町中のWifiの充実度なんて素晴らしいの一言。当たり前だけど、分厚いガイドブック片手に旅する昔のイメージのバックパッカーなんてほぼ絶滅。笑
配車アプリやシェアリングサービスの台頭
タイやベトナムでは、好きな時にバイタク(バイクタクシー)や車を呼べて、支払いもアプリ上で済んじゃうGRABていう配車サービスがめちゃくちゃ幅を利かせてる。料金は距離や混雑具合で計算され、乗る前から把握できるから、いちいちドライバーのおっさん達と事前交渉するまでもなく安心。
「便利になったなあ〜」
なんて思いつつも、相場の2、3倍の値段吹っかけられて戦ったり、粘ったり、足元見られたり、、なんていうあの交渉のやり取りが必要なくなると思うとちょっと寂しかったりする。
途上国の経済成長
タイのビールはコンビニに行っても日本と同じくらいの値段するし、バーなんて行くと、もはや東欧や中南欧の国の方が安く飲める。つまり安い酒のためにタイに行く理由は皆無。ベトナムの海沿いの町はこぞってビーチリゾート化が進んでいて、ホテルや高層ビルが明らかに増えている。
これからの旅の価値とは
旅行に出ると、こういった世界の「変化」、過去との「違い」を数え切れないほど感じる。
グローバル化の中で、かつての途上国は日本や欧米の先進国と肩を並べる。LCCやシェアリングサービスの恩恵を受け、苦労してお金を貯めなくてもひょいと簡単に海外に行ける。世界中に同じサービスや店が広まり、どこにいてもほぼ同じ体験や生活ができる。
これからますます便利な社会になるにつれて、「バックパッカー旅行」をすること自体、自分が思っていたほど、周りの友人に言われるほど、全く特別なことじゃなくなってくるのかもしれない。
ただ、その「変化」を日本の中で何となく感じるのと、日本の外に出て、生で、自分の五感で感じるのとでは全く違う。日本にいたら知る由も無い、インターネットやSNSを駆使しても得られない経験の方がまだまだ圧倒的に多い。
その町で1番美味しい屋台やレストランがグー◯ルや旅行サイトに載ってるとは限らない。地元民に混ざってビールを飲み交わして初めて、彼らのちょっとした文化や、外から見た日本のイメージを知ることもあった。
時代は変わっても、画一的な世の中へ進んでいっても、
そんな経験がある限り、旅は特別なのだ。
人、場所、ご飯、文化、歴史、、、、
なにか新しいものとの出会いは常に刺激的だし、自分の中のちっぽけなモノサシ、価値観、世界観を大きく変えてくれる。
ありきたりな自分探しだろうが、海外でスローライフを送りたいとか、日本での生活が息苦しいとかきっかけや目的は何だっていい。
一度自分の意思で飛び込めば、行った人にしか分からない、言葉では言い表せられないような刺激や経験が必ずある。
それぞれの地で感じたこと、学んだこと、ためになりそうなこと。
これから色々と書き綴っていくブログです。
よろしくお願いします。
こもりん