【シントラ・ロカ岬ひとり旅】行く価値あり!日帰りで訪れたい各地の見どころまとめ
前回の記事では、リスボンの西に位置する世界遺産の町シントラと大陸最西端から大西洋を見渡せるロカ岬へのアクセスと効率よく観光スポットを巡るルート・ポイントをまとめました。
シントラには数多くの歴史建造物と自然が混在するため、限られた日帰り旅行の中では訪れたい場所をピックアップする必要があります。
今回は、前回ご紹介したルートをもとに、シントラ周遊に欠かせない名所として、「ムーアの城壁」「ペーナ宮殿」「レガレイラ宮殿」「ロカ岬」の4つに絞り、各地の見どころを写真と一緒にお伝えします。
ムーアの城壁
ムーアの城壁は9世紀にムーア人によって建てられた城が名残となっている場所です。
アフリカに隣接しているスペインとポルトガルはかつてキリスト教徒とムーア人が侵略を繰り返してきた歴史があります。(レコンキスタ)
その歴史とともに城も壊されたり形を変えながらも、現在も迫力ある立派な石壁と階段がそびえ立っています。
長く続く石階段を振り返るとまるで万里の長城のよう。
反対側からの景色。
フェンスもなく、風も強い。
おそるおそる頂上まで登ると、息を呑むようなシントラの絶景が目の前に!
異様に目立つペーナ宮殿も見えます。
ポルトガルが歩んできた歴史の流れと大自然が感じられ、360度違った景色が楽しめる写真スポットでもあります。
ペーナ宮殿
ムーアの城壁を出てバスで来た道をさらに登るとペーナ宮殿の入口に到着します。
ペーナ宮殿はシントラのハイライトとして彩られる場所。
カラフルでテーマパークチックな佇まいが観光客を魅了しています。
中世に現在の姿になって以降、修復を施しながらその美しい景観が守られています。
ペーナ宮殿が特徴的なのは様々なエッセンスが感じられる建築様式。
残念ながらゆっくりと見る時間が無かったですがまた訪れたい場所です。
レガレイラ宮殿
シントラヴィラから15分ほど歩けばレガレイラ宮殿に到着します。
レガレイラ宮殿の一番の魅力は、異世界に足を踏み入れたような独特な空間。奇妙なオブジェや冒険心くすぐられる迷路のような庭園がなんともミステリアスなんです。
緑生い茂る小道は迷路のようで何に出くわすかどこに繋がっているか分からないワクワク感が味わえます。
滝や洞窟はまるでゲームのワンシーンのよう。
違う道から洞窟に入るとなぜかさっきの滝の裏側に来ちゃったり。
そして何と言ってもレガレイラのシンボルはこの螺旋状に続く井戸。
世界ふしぎ発見に取り上げられていることからも有名で上から覗いても下から見上げても神秘的な光景が味わえます。
この井戸は洞窟と地上どちらからも辿り着くことができるので是非自分の足で色んなルートを探してみてくださいね。
断崖絶壁の地の果て!ユーラシア大陸最西端 ロカ岬(Cabo da Roca)
シントラの建造物を存分に満喫した後は海沿いまで足を伸ばして是非ロカ岬へ!
ポルトガルがユーラシア大陸最西端の国であるのは周知の通りで、さらにその最西端のポイントがここロカ岬。
403番線を降りると、緑の丘に囲まれた遊歩道が記念碑のある広場へと続いています。
記念碑に向かって左側へ進むにつれて、ごつごつした岩道が露わになってきます。
そこからの眺望は、自然の偉大さに息を呑むほどの大迫力!
帽子が飛ばされそうになるほどの強風、岩肌に打ち付ける荒波、水飛沫の音。
柵もない140m下の断崖絶壁を見下ろすと吸い込まれそうな錯覚に陥りながらも、足がすくみ我に返ります。
天気が良ければ大西洋に沈んでいく夕陽も絶景に違いありません。
崖沿いは自由に下れるようになっていますがくれぐれも足元には注意してください。
バス停近くの観光案内所等が入っている建物では、最西端到達証明書が購入できますよ。
まとめ:リスボン旅行の際は是非日帰りでシントラ・ロカ岬へ!
いかがでしたか?
シントラは歴史と自然が両方楽しめる名所が目白押しです。リスボン市街から電車で30〜40分ほどのアクセスで、日帰り旅行先としても人気です。
本記事でご紹介した4つのスポットは1日で見て回れますし、特に見応え抜群でおすすめです。
もちろん、ここでご紹介していない宮殿などもあるので、それぞれの形でシントラ旅の思い出を作ってみてはいかがでしょうか。