【インド旅行記】洗礼受けまくり!世界最大の洗濯場ドービーガートを見にムンバイへ行った話

 

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「旅人に衝撃を与え続ける国」インドへ行きました。

目的地はムンバイ。言わずとも知れたインドの経済成長を象徴する金融都市。

ムンバイに来た目的は世界最大級の洗濯場と呼ばれるドービーガートを一目見ること。

 

しかし目的があろうとなかろうと必ず何かが起こるのがこの国。

良くも悪くも忘れられない経験をさせてくれます。 

この記事ではムンバイでの出来事を通して学んだ教訓と、インド旅で知っておきたいポイントを記録します。

 

 

眠れぬままムンバイへ到着

ハノイからバンコクを経由してムンバイの空港へ。

行きたいのに行きたくないというよく分からない気持ちを抱え飛行機へ乗り込む。

バンコクームンバイ間で隣の席だったのはインド人親子。

子供が途中から横になり、奥のお母さんに膝枕してもらいだす。

それは別にいいんだが、自然と足がこちら側にはみ出し、僕の膝上に乗せたり肩をガシガシ蹴ってくる遠慮のなさ。

 

振りはらいは蹴られ、振りはらいは蹴られを繰り返し全く寝付けないまま早朝5時にムンバイ空港へ到着。

もはやインドに着く前からインド人を嫌いになりイライラ。笑

奇跡の3K(汚い・臭い・怖い)ムンバイのスラム街

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暑いし空腹、眠いし荷物が重い、長旅で疲れがピーク。

全てがのしかかってくるがインドという国への緊張感で気が張り詰める。

街中でオートリキシャを捕まえ、ホステルに向かうことに。

 

事前の相場観で「100ルピーくらいっしょ?」とタカくくってたら

「いや、350だな。」

とおっさん達に囲まれふっかけられる安定のスタート。 

他にアクセス方法がなく完全に足下見られた感がすごい。

今まではGrabに助けられまくってたなとしみじみしながら300ルピーお支払い。

 

 

ちなみに一応動いていたメーター確認したら120ルピーでした。おい。

 

東南アジアで欠かせない配車アプリGrabを解説した記事はこちら。

www.wwwkomotabi-bp.com

 

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何とかホステルに辿り着き、周りを散策することに。 

生ゴミと牛糞の匂い+排気ガス+砂ぼこりという空気史上最凶のコラボレーション。笑

 

ボロボロの通りとゴミ山を牛と人が行き交う。

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「まあインドってこんなもんかあ、、」

て思ってたけど実はこの一帯はいわゆるスラム街。

インド(ムンバイ)の中でもかなり極端な光景だったよう。

 

帰ってホステルの兄ちゃんに話すと、

 

「あーあそこは危ないから行かないほうがいいよ」

 

 とこの後教えてもらいました。(おせえ)

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インド旅で知っておきたいポイント①

  1. オートリキシャの相場はだいたい3~5kmで100ルピー前後
  2. 宿泊先のスタッフなどに立ち寄らないほうがいい場所があるか確認する

息を呑む建築様式!気を取り直してムンバイを観光

さて、そんなムンバイも南へ下ると綺麗な都市空間が出現。

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実はこれ宮殿や寺院ではなくて「駅」なのです。

駅自体が世界遺産になっている「チャトラパティ・シヴァージー・ターミナス駅」通称CST。 

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 スラム街との景色が違いすぎて驚愕。
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 隣のチャーチゲート駅も素晴らしい造り。

 

 そのまま海を望める「インド門」へ。
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高さ26mにも及ぶ玄武岩で造られた記念建造物。

広場は写真を撮る人で溢れ返る、ムンバイで一番の観光スポットです。
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イギリスや西洋の建築文化の影響が混ざる独特な雰囲気に目を奪われる。

さっきの、生ゴミ排気ガス+砂ぼこりで息ができない通りとのギャップが激しい。

でも「急速に発展しているエリア」と「取り残されてるエリア」が混在しているのが今のムンバイであり今のインドの姿なんだ。

と自分なりに咀嚼をしてその場を立ち去る。

引き続きインドの洗礼を受ける

まだムンバイでの滞在はあるが、次の行き先であるジョードプル行きのチケットを前もって確保するべく、周辺駅で奔走することに。

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長距離列車のチケットカウンターに並ぶ。

噂では聞いてはいたがインド人にとって列なんてあって無いようなもの。

横から後ろからガンガン割り込まれて全然カウンターの正面に入り込めない。

やっとの思いでカウンターに辿り着いたはいいものの

「向こうの○番に並べ」

と言われる。

 

「へ?ここじゃ買えないの?」

と言われた列にまた並び直すがそこでも

 

「あっちの○番で買え」

とたらい回しに遭う。

 

もう1回繰り返したところで

「あ、外人だからって適当に番号言って別担当に押し付けてるんだ」

 と気づく。

 

あゝイライラが止まらない。 

「駅員がこうだから終わってるわ、、、」

と一人でぶつくさ言いながら、大きなターミナル駅にある「外国人専用オフィス」でないと取り次いでもらえないのかと、この日も再びCTSに向かう。

 

電車で20分かけCTSの構内へ。

やっとの思いで外国人向け窓口に到着。すると、

 

 

ジョードプルまでの外国人枠の席はないよ」

 

 

と一言であしらわれ試合終了。ちーん。

「半日動き回ってろくに列車チケット1枚すら手に入らねえ、、」

愚痴がこぼれまくるがもはや何に対して愚痴っているのかも分からなくなってくる。

 

 

※結局、夜行列車は諦め、胡散臭い旅行代理店で夜行バスのチケットを無事入手しました。

 

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ちなみにチケットを見ると色々面白い注意書きを発見。

 

⑵The bus operator's employees being rude

⑶The bus seats etc not being up to the customer's expectation

⑸The baggage of customers getting lost / stolen / damaged

 

⑵バス乗務員は無礼でマナーが悪いことがあります。

⑶バスの席やその他諸々お客様の期待にはお応えできません。

⑸荷物は無くなる及び盗難に遭う、傷つくことがあります。

 

なんかもうここまで来ると清々しいですね。何はともあれ紆余曲折あったが一安心。

 

インド旅で知っておきたいポイント②

  1. 大都市では、長距離列車チケットはターミナル駅の外国人専用オフィスでのみ買える

  2. それ以外の駅のスタッフの別カウンターで買える情報は当てにしない

  3. ターミナル駅の窓口番号も頻繁に変わるので注意する

翻弄されながらもついにドービーガートへ。 

ぼられたり、宿泊先の近所がすぐスラムだったり、チケットに四苦八苦したり。

初っ端からいろいろあったが何とかサバイブ。憧れの夜行列車は諦めるしかなかったが代わりに夜行バスのチケットを調達。

 

しかし、このチケットが後々、とんでもないドラマを引き起こすことになるとはこの時はまだ知る由もない。

 

次の記事ではドービーガートへ潜入した様子をまとめています。

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