クアラルンプールの屋台を現地のプライベートガイドと巡る!With Localsでフードツアーを体験してきた

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旅先で、現地の人と知り合いたい!有名な観光地巡りだけじゃなくてその地に溶け込んだローカルな体験がしたい!でも団体ツアーに参加するのはちょっと違う・・と感じることはありませんか?

 

今回はそんな方のために、手軽に自分だけのプライベートツアーガイドを見つけることができるマッチングウェブサービス「With Locals」をご紹介します。

実際にクアラルンプールで利用した体験談を交えながらご紹介します。

 

 

With Localsとは?

With Localsとは「旅先でユニークな体験をしたい旅行客と現地在住のローカルガイドを結びつけるマッチングサービス」

 

今やモノやコト、スキルを仲介するサービス「シェアリングエコノミー」の概念が幅広く知れ渡るようになりました。

このWith Localsは単なる団体ツアーや、個人旅行では得られない現地の人々との交流や、自分だけのローカルガイドを通してその街を深く知る体験版シェアリングエコノミーです。

With Localsの特徴

With Localは世界40の街に約800人のローカルガイドが登録しており、自分で好きな体験とガイドをピックアップできます。

 

www.withlocals.com 

With Localsの利用までの4つの流れ

  1. サインアップをする
  2. 旅先を入力してツアーを選択
  3. 日時を選択しガイドを選ぶ
  4. ガイドと連絡を取り、待ち合わせと予約を確定

サインアップをする

ツアー料金の支払い手段がオンラインで、ガイドと連絡を取る必要もあるため、まずはサインアップ(登録)を行います。 

旅先を入力してツアーを選択する 

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出典:https://www.withlocals.com

このようにフードツアーから町巡りツアー、家族連れ向けのツアーまで様々なラインアップの中から自分のニーズに合ったタイプを選択できます。 

日時と人数を入力し、ガイドを選ぶ

日時と人数を入力するとスケジュールが空いているエキスパートガイドが表示されます。

事前にそれぞれのガイドのイメージを掴め、どんな強みを持っていてどんな価値を提供してくれるのか見極められるのは良いポイント。

会社員や、ツーリズムを勉強している大学院生、ミュージシャンやクリエイターなど

様々なバックグラウンドを持ったローカルガイドが登録しています。

ガイドと連絡を取り、待ち合わせと予約を確定する

リクエストを送信するとガイドと直接やり取りができるようになります。

事前に気になっていることを質問したり、「これだけは食べたいor行きたい」という希望があればそれに合わせてプランを組んでくれる場合もあります。

実際に使ってみた体験

僕の場合はクアラルンプールにて、

「マレーシアのローカルフードを満喫してその食文化を学びたい!」

ということで、ホステルで知り合ったドイツ人と2人でフードツアーに参加。

 

所要時間は2時間ほど。夜のクアラルンプールの屋台通りと、ガイドおすすめのお店を巡り、色んな料理を味わいながらそれぞれの料理の歴史やマレーシアならではの食文化を知れる、という内容でした。

 

料金は、6種類の料理とワンドリンク込みで1人あたり23ユーロ、日本円で約2800円。

 今回は2人で参加したのですが、1人で参加すると37ユーロ(約4500円)と、人数が多いほど1人あたりの金額がお得になる料金体系でした。

ツアーの様子

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ココナッツ風味のライスにチキンやナッツ、ゆで卵などを加え辛いタレをかけて頂くナシレマクの屋台

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アツアツの練りもの。中華風おでんのような屋台

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串焼き肉をピーナッツソースにつけて食べるマレー料理の代表、サテ

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ナンよりもクレープに近い生地をトマト、ココナッツ、グレイビーと3種のソースに合わせるインド系料理ドーサ

ローカルガイドならではの知識と話の面白さが付加価値 

ただご飯を食べ歩くだけではなく、ツアーガイドさんから聞く豆知識やそれぞれの料理の成り立ちが非常に興味深く、話のネタと知識がかなり豊富でした。

 

マレーシアはシンガポールと同じく、中華系、マレー系、インド系と3つの民族から成ることくらいは知っていたけど他に初めて知ったコトがわんさか。

 

 

 

  • ひとえに中華系と言っても、移民元の地域によって「福建系」「広東系」「客家系」と分かれている

  • 中華系マレー料理は3地域の食文化がさらに融合したものを指す
  • インド系マレーシア人はほとんど南インド出身のため、マレーシアのインド料理は「南インド料理」
  • マレーシアの屋台はシンガポールのように屋根の下に集結するスタイルではなく、日本のように通りに長く並ぶのが一般的
  • 宗教上豚肉を食べないマレー人向けに、豚肉を使わない「ハラル中華料理」もある
  • 同じマレーシアでもマラッカではサテにピーナッツソースではなくパイナップルソースをつけることもある

 

1人6品平らげてお腹いっぱいになり、良い勉強にもなったところでツアー終了。

 

最後には、今日の話をまとめたメモと一緒に、ガイドさんおすすめのお店まで教えてもらって、その情報量とホスピタリティに大満足でした。

現地人で賑わうバナナリーフライスの人気店へ

翌日、ガイドさんイチ押しのバナナリーフライス専門店へ。

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バナナの葉の上に好きな量のライスと野菜、肉ベースのカレーを選んで乗せていくバナナリーフライス

メニューはこれだけなので、席に着いて待ってるだけでバナナの葉が敷かれます。

スタッフがご飯担当、肉野菜担当、カレー担当と分かれています。

しばらくするとご飯の量を聞かれ、その後ルー、肉、野菜、追加のカレーを選んでいきます。

 

漂うスパイスの香りが食欲を刺激しつつ、目の前で自分だけのオリジナルが完成していくワクワクがたまりません。そしてスタッフ同士の高速チームプレイにも感動。笑

 

食べる前から目と鼻でも楽しめられるエンターテイメント性も◎

 

ルーを2種類混ぜたり、左手で骨つきチキンを持ちながらお米を頬張ったり、野菜とクラッカーで風味と食感を変えてみたり、、、

食べ終わるまでにこんなにも味の変化が味わえるのは圧巻です。

 

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クアラルンプールに行かれた際はおすすめ!

 

Vishal Food & Catering

【営業時間】

 毎日7:00 - 23:00

 

 メリットとデメリットは?

With Localsを実際に使ってみたメリットとデメリットをまとめてみました。

メリット

  • 完全なプライベートツアーなので現地ガイドと深く交流ができる
  • 地元民のみぞ知る穴場スポットやグルメなど、一般的な団体ツアーではできない体験ができる
  • その町を知り尽くすガイドの視点から文化や歴史をより深く知れる
  • 事前にガイドの特徴や評価を可視化でき、自分のお気に入りを選べる

デメリット 

  • ウェブサイトが日本語に対応していない
  • 英語か現地語を話せないと利用が難しい
  • 利用できる地域と都市に限りがある 

 まとめ

いかがでしたか?

初のWith Locals体験は「ディープな旅がしたい」「ローカルグルメを食べ尽くしたい」僕のニーズががっちり満たされました。笑

やはりその地を知るには、そこで暮らす地元の人達と会って話すのが一番手っ取り早いと思います。どの町にもサービス内部と旅行客双方から認められているエキスパーガイドが集っています。

純粋に「自分が住む町を好きになってほしい!」「自分のおすすめを教えたい!」という情熱が垣間見えるので、 話の内容や情報量が付加価値をもたらします。

料金もお手頃ですし、何より地元民と同じ目線で得られる体験は忘れられない旅の思い出になります。

 

日本ではまだ馴染みのないサービスですが、東南アジアやヨーロッパに行かれて、ガイドさんとの英語やり取りが問題ない方であれば是非一度試してみてください!